熱中症は体温調節機能が正常に働かず、身体のバランスを崩してしまうことで起こる体調不良全般を指します。
重度になると病院のお世話にならないといけないほど危険だということは、ここ数年で広がって多くの人が知ることとなりました。
ただ、重度の熱中症になると後遺症の危険があるということはどれくらいの人がご存知でしょうか。
ここでは熱中症の後遺症についてと救急車を呼ぶ目安についてお伝えします。
重度の熱中症とは
「それヤバいかも!熱中症の初期症状を知って、酷くなる前に対応を!」でも紹介していますが、熱中症は大きく3段階に分かれています。
軽度は軽い頭痛や眩暈、筋肉の痙攣などで自力で動ける程度の状態で、中度は吐き気や強い頭痛、力が入らないなど自力で動くのが辛い状態です。
重度になると、40℃を超える体温の上昇や意識障害、痙攣など自力で動くのが難しい状態になります。
この状態を見れば、なんとなくヤバそうというのはわかると思います。もちろん命の危険もありますので、すぐに応急処置をして救急車を呼ぶ必要があります。
熱中症の後遺症とは
非常に稀ではありますが、重度の熱中症になってしまうと後遺症が残る可能性があります。命の危険があることももちろんですが、今回は後遺症に焦点をあててお話しいたします。
熱中症でなくとも、高すぎる体温が危険なことはご存知の方も多いのではないでしょうか。熱中症は体温調節ができずに体内に熱が籠ります。重度になると40℃を超えることも珍しくありません。
40℃を超えると脳の機能に影響がでる可能性があります。そのため、注意力、記憶力、感情を制御する能力などに問題が生じる「高次脳機能障害」、食べ物の飲み込みが難しくなる「嚥下障害」、歩行障害や舌がもつれたりする「小脳失調」などの症状が起こる場合があるのです。
ただ、適切な処置をしていれば1年以内に回復するケースがほとんどです。そのためにも重度の熱中症にならないように注意し、もしも重症化したらすぐに救急車を呼び、待っている間も応急処置を行いましょう。
熱中症で救急車を呼ぶ目安
熱中症が疑われる場合はすぐに応急処置を行います。応急処置については「熱中症の応急処置と自分でできる予防対策」も参考にしてみてください。基本は日光を避けて身体を冷やすことです。
その際、意識があって会話が成り立ち、自力で飲み物を飲むことができれば様子見で良いかもしれません。しかし、適切な処置をしても5~10分以上経過しても改善しない、自力で飲み物を飲めない、意識がないといった場合は迷わず救急車をよんでください。
熱中症は重症化するととても危険なので、熱中症にならない体づくりやお出かけ時の対策がとても大切です。 しかし、対策をしていても体調などの関係で熱中症になることはありますので、その際は早急な応急処置が重要となります。 今回は熱中症シリー[…]
軽度・中度の熱中症でも後遺症が残ることはある?
重度の熱中症では後遺症の可能性があることはお伝えしましたが、軽度・中度の場合は後遺症の心配はないのでしょうか。
いいえ。後遺症の可能性はゼロではありません。
これまた非常に稀ではありますが、頭痛・眩暈・倦怠感などが数週間~半年程度残るケースもあります。
熱中症になって適切な対応を行い、次の日にはいつも通りの状態に戻っていれば問題ありませんが、スッキリしない症状が数日続くようであれば医療機関の受診も検討してみましょう。
まとめ
「熱中症」というネーミングのせいか、重くとらえていない人も多いと思います。しかし、熱中症は稀に後遺症が残る可能性もある怖い病気であることを知り、重症化しないように十分な対策をとっていくことが大切です。
「それヤバいかも!熱中症の初期症状を知って、酷くなる前に対応を!」「熱中症対策としての水分補給!OK飲み物とNG飲み物」「それダメ!ついついやりがちな熱中症になりやすい危険行動」なども参考に、しっかりと熱中症対策をしていきましょう!
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